あす13日は国民の祝日「スポーツの日」です。鹿角市でほぼ毎日、運動をしている人の割合はおよそ4割にとどまり、なかでも子育てや仕事に追われている世代で運動不足になっている傾向が市の調査で分かりました。
市はことし5月から6月にかけて行った、18歳以上の市民437人から回答を得た調査で、ウオーキングや軽い体操を含む、運動の実施率をたずねました。
その結果、「ほぼ毎日している」と答えた人の割合は39.1%にとどまりました。
「ほとんどしていない」と答えた人も39.1%となりました。
また男性の35.3%と女性の43.5%で差が出ました。
年代別でみますと、最も少なかったのが30代で、14.6%でした。50代以下のすべての年代が平均を下回ったのが特徴です。
これについて市は、「働き盛りの世代で、時間や心理的な余裕が不足していたり、運動の機会そのものが減っている可能性がある」とみています。
いっぽう、運動をしている人の1回あたりの運動時間は、1時間以内が全体の53%あまりを占め、そのうち半数ほどが30分以内であり、短時間だけ取り組む人が大半という状況です。
市は、週に1回以上、運動やスポーツをする市民の割合を65%にする目標を立てていますが、55.9%と下回っています。
鹿角市スポーツ振興課は、「スポーツの機会を提供するイベント、チャレンジデーをチャレンジウイークにするなど、運動を推奨しているが、目標に届いていない。運動をしていないと生活習慣病のリスクが高まる可能性があり、若いうちから習慣づけてほしい」としています。