世界文化遺産の鹿角市の縄文遺跡「大湯環状列石」で12日昼すぎ、クマが目撃されました。遺跡を管理する市が、遺跡への立ち入りを禁止としました。
市と警察によりますと12日午後1時50分ごろ、遺跡内の木の下におよそ80センチのクマがいるのを、遺跡の脇の県道を走っていたドライバーが見つけ、ガイダンス施設に知らせました。
クマがいたのは、ガイダンス施設の駐車場のほぼ正面の、県道の脇です。
市は現場を確認するとともに、遺跡内を立ち入り禁止にしました。
大湯環状列石でクマの目撃により立ち入り禁止の措置がとられるのは、4年ぶりです。
立ち入り禁止の解除の見とおしは立っていません。
市は遺跡内を定期的に確認するとともに、ガイダンス施設を開放し利用を呼びかけています。