10日夜のはじめ、鹿角市八幡平の高速道路で車2台が続けてクマと衝突しました。車に乗っていた人にけがはありません。
警察によりますと10日午後8時ごろ、鹿角市八幡平湯瀬の東北道下り線を走っていた普通ワゴン車が、道路右側から飛び出してきたクマと衝突しました。
さらに後ろから走ってきた普通乗用車も、このクマと衝突しました。
最初にクマと衝突した普通ワゴン車を運転していた青森県の男性と一緒に乗っていた1人、それに後続の普通乗用車を運転していた大館市の男性と同乗者2人にけがはありません。
普通ワゴン車はバンパーなどが壊れました。普通乗用車はバンパーなどが壊れて走り続けることができず、レッカー車で運ばれました。
クマは事故があった場所の近くで、死んでいるのが見つかりました。
事故があったのは、下り線の湯瀬パーキングエリアから鹿角八幡平インター方向へおよそ1キロの山間部です。
鹿角市内では高速道路を含め、車とクマが衝突する事故が相次いでおり、注意が呼びかけられています。