スキーの選手がオフシーズンに競技するサマージャンプとローラースキーの全国大会が鹿角市で始まり、およそ200人がしのぎを削っています。
この全国ジュニアサマーノルディックスキー大会は、地元の競技力の向上と交流人口の拡大につなげようと、市などが開いているものです。
ことしはクロスカントリー、純飛躍、複合を競技する、小学生から全日本の指定選手の一部まで207人がエントリーしました。
競技初日の4日は、ジャンプの準飛躍とローラースキーのクラシカル走行の種目が行われました。
ジャンプの会場では、選手たちがレールの上を滑ってスピードに乗り、タイミングや力の入れ方に神経を集中させながら飛び出しました。
そして、着地の安定を示すテレマークと呼ばれる姿勢で、人工のマットの上に着地していました。
大会は、シーズンに入る直前に開かれているとあって、選手たちには、オフシーズンのトレーニングの成果を確認する重要な場になっています。
ジャンプの大学生の男子選手は、「このオフは、飛び出しの姿勢をとことん鍛えました。いい状態で固めて、シーズンに向かいたい」と話していました。