十和田湖のヒメマス釣り解禁 小坂町大川岱など

十和田湖のヒメマス釣り解禁 小坂町大川岱など

 秋田県と青森県にまたがる十和田湖の特産、ヒメマスの釣りが一部地域を除き解禁されました。ことしは型の大きいものが多く、釣り人たちが当たりと引きを楽しんでいます。

 十和田湖のヒメマス釣りは人気で、管理している漁協によりますと去年は1年間に延べおよそ2千人が遊漁券を購入して楽しんだということです。

 資源の保護を目的に釣りができるシーズンが限定されていて、解禁日の1日は平日ながら、各地に大勢の釣り人たちが訪れていました。

 漁協によりますとことしは、そ上が早く進むとともに、魚体が平年のおよそ1.5倍と大きいということです。

 大川岱の人気スポットでは昼前、5人ほどの釣り人たちが竿を振っていて、国立公園の抜群のロケーションのなか、魚のえさに似せたルアーなどの釣りで、産卵のために接岸した、婚姻色で赤く染まったヒメマスを狙っていました。

 宮城県気仙沼市から訪れていた30代の男性は、「十和田湖は絶景のなかでヒメマスが釣れるので、釣り人たちにとって、一度は竿を出したい場所と言われています。さっき、40センチほどのヒメマスが釣れたので驚いた」と話していました。

 また青森県八戸市から来ていた30代の男性は、「神秘の湖で特別な魚を釣るという貴重さ、格好良さがある。まったくだめだった去年と正反対で、ことしは2時間で3匹釣れたので、持ち帰って、塩焼きといくらを楽しみたい」と話していました。

 漁協では現在、資源保護のための親魚の捕獲を行っており、ふ化場周辺は禁漁区域に指定されています。

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