高齢者たちがスポーツを楽しむ大会が鹿角市で開かれ、選手たちがはつらつと取り組んでいました。
これは、健康や融和などをテーマに活動している「鹿角市老人クラブ連合会」が毎年開いている大会です。
48回めのことしは16日に花輪の市記念スポーツセンターで開かれ、およそ250人が集まりました。
以前あった50メートル走などの本格的な種目はなくなり、スプーンにピンポン玉を乗せて走るといった、5つのレクリエーション種目で、4地区が対戦する形です。
レクリエーション種目といっても競技する人たちは真剣で、はつらつな動きや機敏な反応で臨んでいました。
それに対しギャラリー席は和やかで、選手たちが勢いあまって転んでしまったり、ボールを遠くに転がしてしまったりする姿もあり、笑顔で見守ったり、声援を送ったりしていました。
中学生の時に砲丸投げの選手だったという80代の女性は、「体を動かすと調子がいいので、週4回のグラウンドゴルフと、週2回のレクダンスを欠かしません。好きだから疲れないし、何よりみんなとのおしゃべりが楽しみです」と話していました。
鹿角市老人クラブ連合会の兎澤正文会長は、「私たちは、年を重ねても心身ともに健康でいたい。いろいろなことに挑戦し、心と体を鍛えていく」としています。
(写真はクリックすると見られます)