鹿角市の高齢化率43% あす敬老の日

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 あす15日は敬老の日です。鹿角市内の65歳以上の人口が全体に占める割合、高齢化率は、若者の減少の影響が大きく上昇が続いていて、先月末の時点で42.5%となっています。

 市の先月末のまとめによりますと、市内の65歳以上の人は、男性が4千710人、女性が6千697人のあわせて1万1千407人で、女性がおよそ6割を占めています。

 高齢者の人口は4年前に減少に転じていて、ことしは去年から168人減りました。

 5年前に40%台に達した高齢化率は、ことしは去年から0.5ポイント上がり、43%となりました。

 いっぽう65歳未満の人口の減少幅は、高齢者のおよそ3.4倍に上っており、高齢化率の上昇は、若い世代の減少が大きく影響しています。

 高齢者一人に対する20歳から64歳までの人の割合、いわゆる一人の高齢者を支える若者の人数は、1.04人まで減っています。

 若者一人で高齢者一人を支える時代が目の前に迫っており、高齢者を地域でどう支えていくかが課題になっています。

 鹿角市総合戦略室では、「高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる取り組みを進めるとともに、若い人たちが高齢者の生活の一場面を助けるような取り組みを考えている」としています。

 秋田県のことし7月1日時点のデータによりますと、鹿角市の高齢化率は県全体の平均を4.2ポイント上回るとともに、県内25の市町村のなかで、前の年と同じ14番めに位置しています。

 また県のデータによりますと小坂町の高齢化率は、前の年より0.2ポイント高い47.1%で、県内で10番めに高くなっています。