小坂町で福祉の大会 あり方探る研修など

小坂町で福祉の大会 あり方探る研修など

 小坂町の福祉の大会が開かれ、障害福祉のあり方を出席者たちが探るとともに、長年貢献している女性などが表彰されました。

 第35回小坂町社会福祉研修大会が14日、町交流センターで開かれ、関係者およそ120人が集まりました。

 冒頭、主催した小坂町社会福祉協議会の栗山銕志(てつし)会長は、「大人も子どもも車いすに座っている人も、同じ地域でお互いに助け合って、ともに生きていくには、何が必要で、何をしなければならないかを皆さんと考えたい」と述べました。

 研修では、町の職員が障害福祉の現状と今後について説明しました。

 それによりますと、相談支援の体制や、支援が必要な人の緊急事態や親亡きあとの対応などが課題になっているということです。

 そのうえで、相談と支援の体制の整備とともに、支援が必要な人の緊急や日常を支える仕組みが欠かせないとし、町民一人一人の気づきと協力の重要性が指摘されました。

 いっぽう大会では、福祉や町づくりで貢献している人などに表彰状、感謝状が贈られました。

 高齢者の在宅支援をおよそ7年間行っている藤倉団地の木川田節子さん(71)は、「自分が空いている時間に、だれかのためになることをしようと始めました。感謝されているので、うれしいですし、今後も高齢者が笑顔になるお手伝いをしていきたい」と話しています。

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