2回の大雨の被害、判明分で5千万円 鹿角市内

2回の大雨の被害、判明分で5千万円 鹿角市内

 鹿角市の9月議会の常任委員会が開かれ、先月と今月の2回の大雨による市内の公共施設と農作物の被害額が、判明しているだけでおよそ5千万円に上ることが市から報告されました。

 先月19日からの大雨では、花輪の観測地点で、3日間で136.5ミリの雨が降り、一部の地域に避難指示が出るなどしました。

 市によりますと、人的被害はありませんでしたが、建物の浸水は、住宅の床上と床下の浸水1件ずつと、公共施設と小屋の床下浸水が1件ずつありました。

 10日までに市がまとめた被害の件数と、およその額は、道路が20か所、1千万円。林道が3か所、300万円。河川が9か所、700万円。農業施設が18か所、1千万円です。

 また農作物の被害は、7か所で、あわせて1ヘクタール、90万円が確認されています。

 いっぽう今月1日からの大雨では、八幡平トロコの観測地点で、24時間の降水量が211ミリに達し、この大雨でも一部の地域に避難指示が出るなどしました。

 人的被害と建物の被害は報告されていません。

 10日までに市がまとめた被害の件数と、およその額は、道路が21か所、1千100万円。林道が3か所で、被害額は調査中です。河川が3か所、800万円。農業施設が7か所で、被害額は調査中です。

 また農作物の被害は、17か所で、あわせて3.7ヘクタール、100万円が確認されています。

 議員からは、「今後、被害が明らかになるものもあると予想される。できるだけ多く把握し、復旧してほしい」などの意見が出されました。 

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