鹿角市の運転代行業者が新型コロナに関する交付金を不正に受給していたと、市が公表しました。
11日に開かれた議会の産業建設委員会での市の説明によりますと、不正受給が発覚したのは、鹿角市岡田中野の運転代行業者「トレンド企画」です。
新型コロナの影響に伴う休業に関し、労働者の雇用を維持するための国の交付金およそ1千600万円を不正受給していたと秋田労働局が公表したことを受け、市が調査した結果、市の交付金およそ19万円でも該当していることが分かりました。
交付金は令和2年度のもので、会社では、実際は従業員が働いていたにもかかわらず、休業させたと偽って助成金を申請して不正に受給し、さらに従業員に休業手当を一部しか支払っていなかったということです。
市が先月29日、会社に確認したところ、不正受給を認めるとともに、国と市への返還の意思を示しているそうです。
市では、「返還の手続きを着々と進めていく」としています。