登録者の情報を失うトラブル 鹿角市の水道サービス

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 鹿角市の水道料金などを利用者がインターネットで確認できるサービスで、システム上のトラブルがあり、登録者のログイン情報を失ったと運営会社が明らかにしました。

 トラブルがあったのは、市の上下水道の使用料や料金などをインターネットで確認できる、「すいすいeネット」と呼ばれるシステムです。先月5日時点で市民150人が登録しています。

 このシステムは、鹿角市の水道料金の徴収などの業務を受託している横手市の会社が運営していますが、会社によりますと、先月25日、横手市の本社のシステムエンジニアがメンテナンスをしていたところ、登録者のデータと、そのバックアップデータの両方が破損したということです。

 これにより登録者のログインデータを失うとともに、登録者がサービスを利用できなくなったということです。

 その後、ログイン時に登録者が使うパスワード以外を復旧できるとともに、パスワードの再発行を受けた登録者が3日夕方以降、サービスを利用できるようになったとしています。

 会社では発生から8日後の3日に、登録者全員にトラブルについて説明するメールを送り、陳謝するとともに、サービスの利用を再開するためのパスワードの再発行を求めています。

 また、「メールアドレスと登録IDがリンクされているため、利用者の個人情報は外部の人が見られないようになっており、漏えいする心配はない」としています。

 横手市のトータルオフィスマネージメントの社員で、鹿角市水道お客様センターの齋藤育実センター長は、「利用者の皆さんに不安を与えてしまい、たいへん申し訳ありません。今後対策、改善をしますので、よろしくお願いします」としています。