スタントマンが事故を再現 鹿角市で交通安全教室

スタントマンが事故を再現 鹿角市で交通安全教室

 スタントマンが交通事故を再現し、その恐ろしさにふれて、事故から身を守ってもらおうという教室が鹿角市の高校で開かれました。

 これは、事故の危険性に直接ふれてもらおうと、地元の農協と警察などが3日に鹿角高校で開いたものです。

 参加した生徒たちおよそ500人の前で、映画やテレビドラマなどで活躍するスタントマンたちが、いくつかの事故を再現しました。

 ヘッドホンをつけて自転車に乗っていた人が道路にはみ出し、後ろから走ってきた車にはねられた事故では、スタントマンが車の窓ガラスの上まで飛ばされていました。

 またトラックの左脇を走っていた自転車が、左折するトラックに巻き込まれた事故では、自転車に乗っていた人と自転車がトラックの下に挟まれていました。

 自転車の運転者による違反もいくつか紹介され、来年4月に自転車利用者に青切符が導入されるという説明に、高校生たちが真剣に聞き入っていました。

 参加した1年の男子生徒は、「ぶつかった時の衝撃が大きそうで、怖かった。自転車に乗る時は、常に周囲を見ることを大事にしたい」と話していました。

 主催したかづの農協では、「自転車は気軽に乗れて便利ないっぽうで、事故に遭うと危険なことを再確認して、安全意識を高めてほしい」としています。

(写真はクリックすると見られます)