先月29日夜、鹿角市花輪の県道で行われていた踊りの催しの会場に車が突っ込んだ事故を受け、ことしの残る日程すべてが中止になりました。
中止になったのは、秋田県無形民俗文化財の「花輪の町踊り」です。
このあと、6日から13日までで4回開かれることになっていました。
29日の事故を受け、会場となる各町内すべてが中止を決めたということです。
とりまとめをしている花輪ばやし祭典委員会によりますと、理由には、踊り手の人たちの動揺や精神的なショックを払拭するには時間を要すこと、また事故の検証や、警察など関係者による協議が必要なことなどが挙げられているということです。
祭典委員会では、「たいへん残念ではありますが、このような状況下での開催は困難」としています。
29日の催しでは、車両通行止めにしていた踊りの会場に、県道を走ってきた車が突っ込み、縁石などに衝突したあと、踊り手たちがいた会場内を通り抜け、走り去っていました。
事故を受け、この日の催しは打ち切りとなり、翌30日も中止されました。
事故について、警察が捜査を続けています。