【速報】町踊りの会場に車突っ込む 男性1人けが、鹿角市

【速報】町踊りの会場に車突っ込む 男性1人けが、鹿角市

 29日夜遅く、鹿角市花輪の県道で行われていた踊りの催しの会場に車が突っ込み、男性1人がけがをしました。車はその場から走り去っていて、警察がひき逃げ事件の可能性があるとして行方を追っています。

 29日午後9時45分ごろ、鹿角市花輪谷地田町の車両通行止めにされた県道で行われていた踊りの催しの会場に、車が突っ込みました。

 近くにいた男性がけがをして病院に搬送され、消防によりますと男性は足などの痛みを訴えているものの、意識はあるということです。男性と車が接触したかは分かっていません。

 現場では午後7時半ごろから、県道の交差点と交差点の間のおよそ100メートルを車両通行止めにして、県の無形民俗文化財「花輪の町踊り」が行われていました。

 当時は踊りの小休止の最中で、会場にいた踊り手や見物人など100人ほどが、車道や歩道などで休憩していました。

 近くにいた人たちによりますと、車は直線の県道を南側から走ってきて、通行止めの入り口を越え、道路左側にある車道と歩道の間の縁石に衝突したあと、踊りの会場を通り抜けて北側に走り去りました。

 近くにいた男性は、「車は減速をほとんどしないで通行止めの場所に突っ込んできたように見えた。縁石にぶつかったあと、加速して走っていった」と話していました。

 また踊り手の女性の一人は、「周りの人たちが、歩道によけろ、よけろと叫んでいた。とても怖かった」と話していました。

 警察への30日午前0時ごろの取材によりますと、ひき逃げ事件の可能性があるとして、車の運転者の行方を追っているということです。

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