小坂町特産のワイン造りがことしもスタートし、採れたてのブドウがていねいに仕込まれています。
小坂町藤原にある町立の「小坂七滝ワイナリー」では、ことし収穫されたブドウを使った仕込みが27日に始まりました。
現在仕込みで使われているブドウは、地元で収穫され、主力品種のワインになるヤマブドウ「小公子」です。
施設によりますと、ことしは雨が少なかったため糖度が蓄えられ、また収穫前の昼夜の十分な寒暖の差で、きれいに色づいているということです。
28日は、前の日にタンクに入れられたブドウの果汁や皮などのもろみを、作業員の男性が「かい」と呼ばれる長い棒を使って慎重にかき混ぜていました。
この「醸し(かもし)」と呼ばれる工程は、アルコールの発酵中に、皮から味わいや色素を十分に出させる、赤ワインの醸造で重要な場面です。
このワイナリーでは、発酵の様子とともに、色の変化や香りを確かめながら、毎日行っていくということです。
醸造の担当者、成田大祐(だいすけ)さん(31)は、「ことしも農家からひじょうにいいブドウが届いている。完成度が高い、様々なラインナップのワインを造っていくので、いろいろなシーンで楽しんでほしい」と話しています。
仕込みは年内いっぱい続くみとおしで、12月1日の発売を予定する新酒「ヌーボー」をはじめ、去年のおよそ2万7千本を上回る生産がめざされています。
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