組織的パトロールで農作物の盗難防止 鹿角地域

組織的パトロールで農作物の盗難防止 鹿角地域

 収穫前の農作物の盗難を防ごうと、鹿角地域の関係機関がパトロールの実行委員会を立ち上げました。

 これは、これまで各機関が個別でしてきたパトロールや農家への注意喚起について、組織で行うことで、取り組みや発信力を強化しようというものです。

 26日、鹿角市花輪大曲の農協の事務所には、地元の警察、果樹協会、行政など7つの機関の関係者10人あまりが集まりました。

 はじめに実行委員会の取り組みとして、パトロールの実施計画の作成、管理や、農家への防止策の呼びかけなどをしていくことを決めました。

 パトロールは、期間を収穫が終わる11月下旬までとし、各機関でエリアを分担して、職員の外出業務の時などに行うことにしました。警察は全域で、夜間を含む常時としています。

 会議のあと出席者たちがパトロールを行うとともに、盗難防止のポイントが書かれたチラシを農家に配りました。

 訪問を受けた鹿角市の60代の果樹農家の男性は、「はしごを盗まれたことがある。被害が出ないようにしてほしい」と話していました。

 実行委員会では農家の注意点として、収穫物を持ち帰ること、作業所や小屋の鍵をかけること、脚立やコンテナなど盗難に使われそうな道具を片づけることなどを挙げています。

 地元の農協によりますと管内では、モモ数千個が盗まれたケースなど、被害が毎年数件あり、ことしもすでに3件の報告があるということです。

 鹿角地域農産物盗難防止パトロール実行委員会の委員長、成田靖浩・鹿角市農業振興課長は、「関係機関で連携して防止力を高め、農家が安心して生産できる環境をつくっていく」としています。

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