地域を巡りながらクイズに答えていくイベントが鹿角市尾去沢で行われ、参加者たちが地元への関心を高めました。
「SDGs黄金街道クイズラリー」と題したこのイベントは、様々な世代が交流しつつ、地元に親しんでもらおうと、にぎわいづくりをしている市民団体が毎年行っています。
24日は親子やサークルの仲間、友人のグループなど、14のチームの40人あまりが市民センターに集まりました。
ルールは、市民センターを発着点にして、7か所に設けられたラリーポイントを巡りながらクイズに答え、ゴール後に答え合わせをして点数が一番高いチームを決めるというものです。
参加者たちは、ラリーポイントの公園や体育館、神社などをめざし、地元の町のなかを歩きました。
日ごろの移動は車がほとんどという状況になっているなか、車窓からとは違った、地元の景色にふれてもらおうという仕立てです。
また、クイズは地元に関するもので統一されており、古里への関心を高めようという狙いです。
参加者たちは、地元の金山の名前の由来や、民俗芸能で歌われている曲の歌詞などのクイズを前にして、知恵を絞っていました。
小学生の子ども2人と参加していた40代の母親は、「地元であっても、日ごろ歩くことはないです。子どもたちが地域のことを知って好きになってほしいし、将来も関心をもち続けてほしい」と話していました。
主催した実行委員会の前田博人(まえた・ひろと)実行委員長(50)は、「ドアツードアの生活になっていると思うので、地域の人とのふれあいや、新たな風景との出合いを楽しんでほしい」と話しています。
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