鹿角市内で25日、クマによるものとみられる農作物の食害の報告が相次ぎ、人身事故への警戒が呼びかけられています。
市と警察の情報です。いずれもクマによるものとみられる食害で、25日に通報があったものです。
花輪寺坂ではリンゴおよそ50個が食い荒らされていました。最も近い住宅までおよそ20メートルです。
大湯風張ではモモおよそ3千600個が被害に遭いました。最も近い住宅までおよそ300メートルです。
末広神田(しんた)では、リンゴおよそ100個の食害が見つかりました。
それに八幡平小豆沢ではイネが食い荒らされ、コメおよそ3キロの被害です。最も近い住宅までおよそ280メートルです。
市はクマによるものとみられる食害が連日のように見つかっていることから、人身事故への警戒が必要だとしています。
対策として、農作業などで外にいる時は音を出すこと、廃棄物はにおいが出ないように処分すること、農地は草刈りで見とおしを良くすること、それに早めに収穫することなどを呼びかけています。