鹿角市の女性が金融機関をかたり個人情報を聞き出す詐欺の被害に遭い、現金およそ40万円をだまし取られていたことが分かりました。
警察によりますと、鹿角市の20代の女性の携帯電話に23日、金融機関をかたるメールがあり、「金融庁のマネーロンダリングおよびテロ資金供与対策に関するガイドラインに基づき、お客さまの情報や取引目的を確認している」などと書かれていました。
女性は、実際に利用していた金融機関であったこともあり、メールに表示された確認ボタンを押し、指示どおりに口座番号や暗証番号を入力しました。
25日、女性が口座を確認したところ、23日と24日に身に覚えのない送金履歴が1回ずつあり、被害に気づいて警察に相談しました。
警察では詐欺事件として捜査するとともに、「不審なメールやメッセージは詐欺を疑い、電話をかけたりアクセスをせず、警察に相談してほしい」と呼びかけています。