【速報】20日の屋台運行は中止 花輪ばやし

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 鹿角市の最大の催し「花輪祭の屋台行事(花輪ばやし)」は2日めの20日、大雨を受け、屋台の運行中止を含め行事が大幅に縮小されることになりました。

 鹿角市内は20日、雨が降り続いていて、市内に大雨と洪水の警報や土砂災害警戒情報が発表され、市が一部地域に避難指示を出すとともに、避難所を設けるなどしています。

 祭りを主催する花輪ばやし祭典委員会はこうした状況を受けて20日夕方、緊急の会議を開き、祭りの大幅な縮小を決めました。

 決定によりますと、駅前行事を含む、祭典委員会が主催する屋台の運行はすべて中止です。

 赤鳥居で行われる神事は、屋台を出さず、関係者の参列のみで行うということです。

 いっぽう各町内での行動は、それぞれに判断をゆだねるとしています。

 祭典委員会の髙瀬幸広会長は、「安全第一を一番の目標にしており、避難する人、祭りの観覧者と関係者のために、大幅な縮小を判断した。来年も安全第一を掲げながら、復活を遂げたい」としています。

 花輪ばやしの行事の縮小は、コロナ禍以降はありませんでした。

 去年は2日間の祭りで、およそ19万8千人の人出を集めていました。

 いっぽう駅前行事の有料の桟敷席のチケットの取り扱いは、全額払い戻しとし、予約があった人に後日、手続きについて伝えるということです。