「命が集うお盆」寺に参拝者 鹿角市内

「命が集うお盆」寺に参拝者 鹿角市内

 お盆の時期を迎え、鹿角市内のお寺や墓地では、家族連れなどが墓参りをする姿が見られています。

 お盆は、亡くなった家族や先祖を自宅に迎え入れ、一緒に過ごしてもらおうという風習です。

 13日、鹿角市花輪小平(こびら)の圓福寺(えんぷくじ)では、早朝から参拝者たちが訪れ、本堂のご本尊に手を合わせたり、墓石にひしゃくで水を掛けたりしていました。

 お寺によりますと、ことしは曜日の配列からお盆が3連休と近くなったため、お盆前に参拝を済ませた人も少なくなかったそうですが、この日も駐車場には、首都圏など遠方のナンバーを付けた車などがみられました。

 親戚3世帯、10人で参拝していた花輪菩堤野の60代の男性は、「盆と正月だけですが、みんなが元気に集まれてうれしい。お墓には、親があっての自分なので感謝しています、みんなの健康を見守ってくださいと伝えました」と話していました。

 圓福寺の伊藤泰裕(たいゆう)住職(52)は、「お盆は命が集う日です。親戚で集まって、亡くなった人の話をして、大事なことを見つける日にしてください」と話しています。

 鹿角市内はお盆に入り、国道やスーパーなどに人が増えていて、このあと15日に「大湯大太鼓まつり」、19日から「花輪祭の屋台行事(花輪ばやし)」、それに21日から「毛馬内の盆踊」と大きなイベントが続き、一年で最もにぎやかな時期を迎えています。

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