鹿角市によりますと12日朝、住宅が密集する地域の畑で、クマによるものとみられる食害が相次いで見つかり、警戒が呼びかけられています。
被害が見つかったのは、花輪の乳牛二区と下タ町で、いずれも住宅が多くある地域の中です。
乳牛二区では民家敷地内の畑で、トウモロコシ7本がなぎ倒されて食い荒らされていて、クマのものとみられる歯形などが見つかりました。
この畑では、前の日にもトウモロコシ5本が被害に遭っていました。
いっぽう下タ町では民家敷地内の畑で、トウモロコシ10本がなぎ倒されて食い荒らされているのが見つかり、状況からクマによるものとみられています。
この住宅は県道に面していて、周辺には多くの住宅のほか、スーパーや中学校などもあります。
市は住宅地での発生を受け、最大限の警戒を呼びかけています。
そこでは、人身被害の対策として、外を歩くときは周囲を確認し、音を出すことを求めています。
また食害の予防では、早めの収穫と、廃棄する収穫物など、においが出るものを外に放置しないことなどを呼びかけています。