「山の日」の11日、国立公園の八幡平では、山で遊ぶ催しが開かれ、訪れた人たちが木登りなどを楽しみました。
これは、山で遊びながら自然の魅力にふれてもらおうと、自然公園財団八幡平支部が行ったものです。
鹿角市八幡平大沼のキャンプ場とガイダンス施設には、夏休み中の子どもを連れた親子や子ども会のグループ、首都圏の人などが入れ替わりで訪れ、用意された各種の遊びを楽しみました。
そのうち、「ツリークライミング」と呼ばれる体験は、大木につり下げられたロープにつかまり、小さな輪に足を入れて踏み込むと、徐々に上がっていく仕組みになっています。
事前の申し込みだけで定員に達するなど、毎回人気のメニューです。
インストラクターにコツを教わった参加者たちは、上っていく様子を楽しんだり、周りの景色をじっくり見たりしていました。
辺りは日ごろ、クマやキツネが歩くこともある森の中で、ブナの大木が広げる枝葉の下は、緑色のやわらなか日差しと、涼しさがあふれています。
市内の小学6年の女の子は、「いつもよりも緑のさわやかさを感じます。木に登って、見える景色は、遠くまで緑が広がっていて、気もちがいい」と話していました。
自然公園財団八幡平支部では、「八幡平に来ると、当たり前の表現に尽きますが、自然がきれいで、すがすがしくて、とても気もちがいいです。自然の中での遊びをとおして、八幡平のすばらしさを体感してほしい」としています。
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