夏休みの子どもと親がエネルギーの有効活用について考えながら工作をする教室が鹿角市で開かれ、LEDやソーラーパネルを使ったランタンを作りました。
これは、環境にやさしいまちづくりをめざす市民会議が9日に花輪の「コモッセ」で開いたもので、市内の小学生連れの親子20人あまりが参加しました。
はじめに、講師を務めた大手電機メーカーのスタッフから、火力や原子力の発電所の燃料は将来枯渇する可能性が大きいことや、地球の温暖化を早めていることが説明されました。
そして、電気を無駄遣いしないことや、水力や風力など自然エネルギーの利用について考えることが提案されました。
続いて参加者たちは、省エネの性能や寿命の長さから自然にやさしいと言われるLEDを使ったランタン作りをしました。
このランタンは、太陽光パネルと蓄電池も使っており、親子で環境への配慮について考えながら工作を楽しんでいました。
参加した鹿角市尾去沢の小学6年の男の子は、「SDGsのことを調べたことがあるので、自然エネルギーは知っていました。家にいる時は、いらない電気を使わないようにしています」と話していました。
主催した鹿角市快適環境まちづくり会議では、「親子を対象にしたことで、家庭でも環境について話題にしたり行動したりしてもらえると思う。意識できる人を増やすとともに、鹿角市がめざす2030年までのカーボンニュートラル達成にもつなげたい」としています。
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