鹿角市内の2品がグランプリなど受賞 特産品開発

鹿角市内の2品がグランプリなど受賞 特産品開発

 優れた特産品の開発をたたえる秋田県のコンテストで、鹿角市の2つの商品が最上位の賞などを受賞し、鹿角の素材の良さ、企画力の高さを実証しました。

 このコンテストは、この2年間に開発、改良された土産品、特産品を対象にした「あきた食のチャンピオンシップ」で、今年度は90の出品がありました。

 その最高賞「総合グランプリ」に、鹿角市のワイナリーが開発した赤ワイン「シャンペトル小公子2023」が輝きました。

 出品した「ワイナリーこのはな」によりますと、一般の赤ワインとは逆に、果汁を絞ってから発酵させるとともに、発酵の途中でびん詰めをすることで、発酵を抑えめにしたということで、フルーティーさと飲みやすさが際立ったということです。

 三ケ田美香子役員(60)は、「以前のコンクールとあわせて3回入賞していますが、グランプリは初めてです。このワインに合う自分の食卓の食事を見つけて楽しんでほしい」と話しています。

 いっぽう、主要開発者が40歳未満の出品が対象の「若手奨励賞」に、鹿角市の地域商社が開発したお菓子のグミ「もっちり濃厚果実、鹿角りんごグミ」が選ばれました。

 出品した「恋する鹿角カンパニー」によりますと、果実ではなくジュースを原料にしたことで香りがストレートに伝わるとともに、一般的に2%程度とされている果汁を製造の限界に近い10%まで引き上げて、味わいを深めたということです。

 三上英樹取締役(58)は、「このコンクールで3年連続の受賞は初めてだと聞いた。子どもたちのアンケートで、大勢がおいしいと評価してくれたので、自信をもっています」と話しています。

 受賞報告を受けた笹本市長は、「今後も方向性を大事にしながらチャレンジしてください」と期待を示しました。

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