暑い日が続き、食中毒の発生のおそれがあるなか、予防を呼びかけるキャンペーンが鹿角地域で行われました。
これは、8月の食品衛生月間にあわせ、地元の食品衛生協会と保健所が行ったものです。
5日、食品衛生指導員と保健所の職員たちが小坂町と鹿角市毛馬内のスーパーの店頭に立ち、食中毒への注意点が書かれたチラシと、予防で使ってもらうふきんを訪れた人たちに配りました。
チラシには、清潔を保つこと、新鮮なものを購入してなるべく早く調理すること、冷蔵庫での保存や料理による加熱を心がけることなどが書かれています。
チラシを受け取った70代の女性は、「一人暮らしなので、食材を多く買わないようにしています。お盆に家族が来ますが、料理を作りすぎないようにしたい」と話していました。
細菌性食中毒は暑いと発生の懸念が高まると言われていますが、鹿角市花輪では5日も最高気温が30度を超え、9日連続の真夏日となりました。
鹿角食品衛生協会の食品衛生指導員、猪狩大輝(ひろき)さん(46)は、「ことしは特に暑い日が続いていますが、これくらいなら大丈夫かなという声を地域で聞きます。判断を慎重にして、食中毒の発生を防いでほしい」と話しています。
管内には今シーズンこれまでに、食中毒警報が2回出されていて、家庭と事業者に食品の適正な管理や台所用品の消毒を呼びかけています。
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