学びのベテランから教わるイベント 鹿角市

学びのベテランから教わるイベント 鹿角市

 学びのベテラン、生涯学習の奨励員から手ほどきを受けられる体験型のイベントが鹿角市で開かれ、来場者たちが料理や書道などを楽しみました。

 鹿角市には、市民センターの講座の指導などをしている生涯学習奨励員が15人登録されています。

 その奨励員たちから学びを体験できる「ワークショップコレクション」と題したイベントが3日、花輪の複合施設「コモッセ」で開かれました。

 会場には、料理や書道、バレエの体操など、初開催の去年より5つ多い15の教室が用意され、来場者たちがラリーシートを持参しながら巡りました。

 そのうちハンドベルのコーナーでは、音階が違う7つのハンドベルと楽譜が用意されていて、訪れた親子などが奨励員から助言を受けながら演奏に挑戦し、成功すると喜んでいました。

 またクラフトの作家が手ほどきしたアート体験のコーナーでは、地元の縄文遺跡にちなんだ土偶などのミニチュアがあり、来場者たちがお気に入りの色に塗って、作品を完成させていました。

 5歳の次男と訪れていた30代の女性は、「家では気軽にできないことをたくさん教えてもらえました。子どもが喜んでいるので、連れてきてよかったです」と話していました。 

 鹿角市生涯学習奨励推進協議会の木村智子(ともこ)副会長(72)は、「生涯学習は、生きがいにもなるし、地域の人たちの交流も生まれる。興味や楽しみを感じながら、続けてほしい」と話しています。

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