鹿角市の土地改良区の事務局長を務める女性が、男女共同参画の社会づくりで大きな功績があったとして、内閣総理大臣表彰を受けました。
今年度の男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰の受賞者の一人に選ばれたのは、かづの土地改良区の事務局長を務める、鹿角市八幡平川部の根本由紀子さん、53歳です。
根本さんは農地や用水路などの整備、管理を組織的に行う土地改良区の事務局に25年前に採用されて以降、現代も男性が多い業界で活躍してきました。
また土地改良事業において、6年前には秋田県の団体の女性の会の会長、3年前には全国組織の会長も務め、土地改良事業の全国大会を鹿角市に誘致するなどしてきました。
先月27日に首相官邸で受賞式が行われ、今月18日には市役所で笹本市長に報告しました。
笹本市長は、「ゼロから一をつくったのは大切なこと。さらに活躍してほしいですし、活躍の秘訣を講演などで話してほしい」などと話しました。
根本さんは、「女性は職場で、仕事よりも家庭を優先してほしいと遠慮されがちですが、うちは、やれるんだったら頑張りなさいと家族が応援してくれました」と振り返りました。
そして今後について、「地元に様々ある女性の会や、異業種、メディアなどとつながりを増やしたい」と話しています。
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