写真コンテストの人気投票でポスター 花輪線PRで鹿角市

写真コンテストの人気投票でポスター 花輪線PRで鹿角市

 花輪線の車窓をテーマにした写真のコンテストを開いて、入賞作品のなかから人気投票でポスターに採用する作品を選ぶという一連の企画が鹿角市で行われ、完成品が張り出され、「列車の旅」を誘っています。

 これは、花輪線の車窓の美しさを紹介してPRと利用促進につなげようと市が企画したもので、写真コンテストには60人から175枚の応募がありました。

 写真家や関係者による第一次選考で20枚が選ばれたあと、道の駅と中心市街地の公共施設の2か所で、自由参加の人気投票が行われました。

 その結果、雪深い山中を走る車両を捉えた作品が最も多くの票を得ました。

 次いで、岩手山と水鏡が美しい作品、それに燃える湯瀬渓谷の紅葉の作品が人気を集めました。

 そして、人気投票で上位10点に選ばれたうち、許可が得られた9枚がポスターに採用されました。

 第一弾として4種類のポスターがそれぞれ50枚ずつ作られ、駅や沿線の主要施設などに掲示されています。

 ポスターを見た地元の60代の男性は、「花輪線の車窓は、どの季節もどの場所も見ごたえがあるので、面白い企画だと思う。第二弾、第三弾とアピールを続けて、ファンを増やしてほしい」と話していました。

 企画を運営したかづの観光物産公社では、「四季それぞれの見どころをポスターにできた。花輪線の良さ、景色の美しさをあらためて感じてもらい、列車に乗ってほしい」としています。

(写真はクリックすると見られます)