学校の夏休みを前に川などでおぼれる事故を防ごうと、子どもたちが服を着たままプールに入り対応を学ぶ講習会が小坂町の小学校で開かれました。
14日、町営プールを2年生、4年生、6年生が順に訪れ、日本赤十字社の講習会を受講しました。
このうち2年生のおよそ20人は、はじめに体育着を着たままプールに入り、普段の水泳の時よりも体が動きにくくなることを確認しました。
続いて、水の中であおむけになって、体を浮かせて救助を待つ「背浮き」と呼ばれる浮き方を練習しました。
児童たちは、はじめのうちは怖がっていましたが、体の力を抜くこと、手足を動かさないことなどポイントを教わると、コツをつかんで、浮けるようになっていました。
このほか、ペットボトルを抱き抱えるように持って背浮きをする方法も学び、万一の時に備えました。
体験した2年生の男子児童は、「服を着て水に入ったら、体が重かった。水の中に落ちた時は、背浮きを思い出したい」と話していました。
講師を務めた日本赤十字社秋田県支部の指導員、長内昭継さん(64)は、「万が一、川や沼などに落ちてしまった時は、すぐに岸に手をつけるように心がけ、もしも近づけない時は、落ち着いて背浮きをして助けを待ってほしい」と話しています。
(写真はクリックすると見られます)