約40人がのぼり旗で事故防止呼びかけ 鹿角市

約40人がのぼり旗で事故防止呼びかけ 鹿角市

 夏の交通安全運動にあわせ、大勢でのぼり旗を持って国道脇に並び、安全運転を呼びかけるキャンペーンが鹿角市で行われました。

 13日は鹿角市八幡平の国道282号の交差点に、地元の交通協会の会員およそ40人が集まりました。

 そして「交通安全運動実施中」などと書かれたのぼり旗を1本ずつ持ち、交差点の周辺におよそ5メートル間隔で並びました。

 のぼり旗を持った人たちが300メートルほどにわたってずらりと並んでいる光景はアピール度が高く、その存在感でドライバーたちに安全運転を呼びかけていました。

 鹿角交通協会の石川倉男会長(77)は、「ここを通った人たちの交通安全意識が高まると思う。それが地域、家庭に浸透し、事故防止につながってほしい」と話していました。

 警察によりますと、夏は、暑さで運転中の集中力がおちる危険性や、行楽客の来訪で交通量が増え、事故につながる懸念があるということです。

 鹿角警察署交通課の鈴木圭課長は、「集中力が途切れないような体調管理や、こまめな休憩が取れるような、時間に余裕をもった運転が重要です。交通量が増えた場合は、経験や思い込みによる、だろう運転ではなく、常に危険を予測する、かもしれない運転を心がけてほしい」と呼びかけています。

 秋田県の夏の交通安全運動は、「こどもと高齢者の交通事故防止」を運動の基本に、11日から10日間まで行われ、警察や関係機関が取り締まりや呼びかけを強化しています。

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