明るい社会づくりに取り組む市民団体が、リサイクルで購入した車いすを鹿角市の社会福祉協議会に贈りました。
これは、大館、鹿角、北秋田のエリアで活動する「秋田県北明るい社会づくりの会」によるものです。
長年行っていた新小学1年生の交通安全を願う黄色い帽子の寄贈は行政に引き継がれましたが、空き缶を回収して車いすを購入し、求めている所に贈る取り組みなどを続けています。
11日は役員たちが鹿角市花輪の市社会福祉協議会の事務所を訪れ、車いすを贈りました。
会によりますと、鹿角市内への寄贈は今回が初めてだということです。
会の虻川久崇会長(75)は、「少しでも社会のために役立ちたいという思いで活動している。この車いすは、障害者はもちろん、福祉の授業で子どもたちにも使ってもらい、人を支える気もちをもってほしい」と話しました。
受け取った市社会福祉協議会の石井勲会長は、「皆さんの善意がこうして形になった。明るい社会づくりの光をさしこんでもらった」と感謝しました。