小坂町は温暖化対策の実行計画づくりで、今年度は具体化を進めて、1月に完成させることにしています。
世界規模で温暖化の対策が必要ななか、町は2050年までのゼロカーボン達成のために必要な取り組みを見える化しようと、昨年度との2か年で実行計画をつくっています。
昨年度は再生可能エネルギーの導入のあり方と、その効果による二酸化炭素の排出の削減目標を割り出しました。
それによりますと、2050年の時点でおよそ5千100トンの二酸化炭素の排出を削減すれば、ゼロカーボンを達成できると試算しています。
分野ごとの目標として、省エネルギー機器への買い替えや節電などで、20%の削減を掲げています。
また森林の整備、保全により、森林による二酸化炭素の吸収量の維持を想定しています。
そして、残る1万1千トンの削減のために、資源循環の促進や環境教育の充実、それに自治体や住民、企業の行動が必要だとしています。
計画の策定協議会が10日に町役場で開かれ、地元の各産業界や環境審議会、研究者など委員およそ10人が、今年度のスケジュールを共有するなどしました。
今年度は、昨年度に設定した目標を達成するために必要な、具体的な取り組みを掲げることにしています。
細越町長は、「温暖化は喫緊の課題になっている。ゼロカーボンと地域経済活性化の両立をめざす」としています。