少年の健全育成の活動を長年担ってきた鹿角市の女性が、東北規模の表彰を受賞しました。
これは、少年の健全育成や非行の防止に長年取り組んでいる人を警察などが表彰しているものです。
今年度の東北管区の表彰で、鹿角地区少年保護育成委員会の委員で、花輪大町の石木田智佳子(いしきだ・ちかこ)さん、52歳が受賞者の一人に選ばれました。
鹿角地域での東北管区の表彰の受賞は、3年ぶりです。
石木田さんは平成19年に委員に就任して以降、17年間活動していて、平成31年からは事務局長も務めています。
毎月のあいさつ運動や祭典時の街頭補導、また非行防止のキャンペーンなどに参加してきました。
10日に鹿角警察署で伝達式があり、木川達也署長は、「去年、鹿角地区で非行少年がいないなど、皆さんの活動のおかげです。多年にわたりご尽力いただきありがとうございます」などと感謝しました。
石木田さんは、「子どもたちの人数が減っていますが、以前も今も変わらず、ここの子どもたちは素直で、いい子たちばかりです」と話しています。
委員の活動のやりがいについて、「子どもたちが活動のなかで私の顔を覚えて、町で会った時も手を振ってくれたり声を掛けたりしてくれます」と笑顔で話しています。
今後については、「安心して暮らせるいい街だと子どもたちが思って、いつでも帰ってこられるように、活動していきます」と話しています。
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