脱炭素の優良企業3社を表彰 鹿角市

脱炭素の優良企業3社を表彰 鹿角市

 2030年までのカーボンニュートラルの達成をめざしている鹿角市が、脱炭素を率先している事業所を表彰している制度で、特に優れた取り組みをしている3つの企業がたたえられました。

 鹿角市は、国より20年早い2030年までのカーボンニュートラルの達成をめざす取り組みの一つで認定制度を設けていて、事業者や団体の二酸化炭素を減らす行動を「見える化」し、普及につなげたい考えです。

 そしてその認定のなかで特に優れた取り組みをしている事業者、団体を表彰しています。

 認定はこの2年間で22件あり、そのなかから選ぶ表彰で、昨年度の3つの企業に続き今回、八重樫建設、鹿角エヌ・シー・エル、恋する鹿角カンパニーの3つの企業が選ばれました。 

 市によりますとこの3社は、LED照明や高効率の空調などへの切り替え、太陽光発電の導入、再エネ電気への切り替え、それに食品ロスや廃棄物の削減などに取り組んでいます。

 4日に市役所で表彰式が行われ、笹本市長は、「自社の経費節減だけでなく、地球環境にもやさしく、ウインウインだ。周囲の企業の刺激にもなる」などとたたえました。

 表彰された企業の代表たちは、「自社の取り組みが地域全体のゼロカーボンにつながっていることが分かる機会になった」「周囲の会社にも伝えて、業界として取り組みを進めたい」などと話しました。

 認定制度は継続されていて、申請が随時受け付けられています。

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