鹿角市の6月議会は最終日の27日、議案の採決が行われ、決まっていなかった尾去沢のスキー場の指定管理者が決定し、今シーズンもオープンできることになりました。
水晶山スキー場をめぐっては、市が去年9月と11月に指定管理者を募集しましたが、昨シーズンまで運営してきた会社を含め、応募がありませんでした。
年度が替わり、指定管理者がいない状態が続いていましたが、市が4月に行った3度めの募集で、鹿角市八幡平のスキー場を管理、運営する会社が手を挙げました。
そして27日の議会の本会議で、水晶山スキー場の指定管理者に指定する案が可決されました。指定期間は2シーズンです。
新たな指定管理者となった秋八高原リゾートの浅石敦幸代表は、「このままではスキー場が一つなくなってしまう、冬のスポーツ界にとってマイナスだ、なくしてはいけないと考え、同じスキー場を運営している立場もあり手を挙げた」と話しています。
そして、「町に近いので、思い立ってすぐ遊びに行こうと思ってもらえる雰囲気をつくりたい」としています。
いっぽうこの日の議会では、国の物価高騰対策の交付金を使った福祉施設の支援を盛り込んだ補正予算案も可決されました。
市内の障害者支援施設およそ20か所と、高齢者介護保険施設およそ30か所に対し、新米が出回るまでの半年分の食材費の負担軽減で、定員一人につき千650円から5千円が支援されます。
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