大会運営スタッフの確保、早急に 鹿角市教委の外部評価委

大会運営スタッフの確保、早急に 鹿角市教委の外部評価委

 鹿角市の教育委員会が事業の外部評価を受ける会議が開かれ、委員からは、スキー大会の運営スタッフの確保に向けた早急な取り組みが求められました。

 法に基づいて毎年開かれている鹿角市教育委員会の事務事業点検評価委員会が26日に市役所であり、元校長や、スポーツ、生涯学習に携わる委員4人が出席しました。

 スキーの全国大会の地元開催が続くなか、運営に携わる人材の不足が顕著とする教育委員会の評価に対し委員からは、「解決されずそのままの状況が続いており、心配だ。市民の機運を高めて協力してもらうなど、早く対策を考えるべき」と求められました。

 これに対し教育委員会側は、「ボランティアの募集のあり方を検討して、具体的な発展、推進をさせたい」と述べました。

 いっぽう、成人式を引き継いだ催し「二十歳(はたち)のつどい」について委員から、「単なる同期会にならず、これからの人生の糧になるようなことを伝える機会にしたい。一歩前進させてほしい」との提案がありました。

 教育委員会側は、「事務局も同じ思いであり、ことしは意見発表をした。節目を厳かなものにするとともに、市外に住む人が、やっぱり鹿角はいいなと思う機会にもしたい」と答えました。

 このほか委員からは、相次いでいる学校へのクマの出没への対応の求めや、各種の研修で来場とオンラインの両方で参加を受け付けていることへの評価などがありました。

 「スキーのまち」を掲げるいっぽう、地元の高校で、統合を機にスキー授業がなくなっている状況についての考えを問われた教育委員会側は、「市教委として支援できることがないかなど、再開しやすい方法を学校と考えていきたい」としました。

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