鹿角市と地元の商業者などの組合による、デジタル版のプレミアム付き商品券の発行で、購入希望者の受け付けが27日に始まります。
この商品券は、地元の「ハミングカード協同組合」の地域通貨を使い、市が国の物価高騰対策の交付金でプレミアム分を負担するものです。
今回の事業では、カードに事前に入金できるキャッシュレスシステムを使う、デジタル版になっています。
3年前のプレミアム付き商品券の発行では、従来の紙の商品券と併用しましたが、今回はデジタル商品券のみとなります。
デジタル商品券は、買い物客が現金を使わずに買い物ができ、また店側は省力化や経費の節減を果たせることから、市は双方の利便性が増すことで、地元での買い物を増やすことを狙っています。
1万円で購入すると、プレミアム分を含む1万5千円分が自身のカードにチャージされ、8月1日から来年1月末まで利用できます。
利用できる店舗は、組合への加盟に関わらず、随時募集されていて、今月20日の時点で、飲食料品の販売店や飲食店、衣料品店、薬局、自動車整備店など112か所あります。
購入できるのは、市内に住む、あるいは勤務する人で、4千人の限定とし、申し込みが超えた場合、抽選が行われます。
希望者は市の広報7月号に同封、あるいは各支所、加盟店、ハミングカード事務局に備え付けの申込用紙に記入し、持参、郵送、インターネットのいずれかで、来月24日までの申し込みが必要です。
鹿角市産業活力課では、「消費を喚起し、物価高騰の影響を受けている事業者を支援するとともに、消費者が市内経済のために地元で買い物するきっかけにしたい」としています。
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