子どもを対象にしたジャンプスキーの体験、見学会が鹿角市で開かれ、幼児や小学生たちが挑戦しました。
これは、オリンピックや世界選手権に出場する選手も巣立っている名門、鹿角ジャンプスポーツ少年団が、競技の入り口をつくろうと開いたものです。
22日、花輪スキー場には、鹿角市、大館市、北秋田市の幼児と小学生10人あまりが集まりました。
参加者たちははじめに、このスキー場に4つあるジャンプ台のうち最も大きいノーマルヒルのスタート地点に行きました。
およそ90メートルという高さからか、口数が減る子どもがいるいっぽう、怖そうなそぶりを一切見せない参加者たちもいました。
催しのハイライトは、幼児や小学生用のミニジャンプ台を使った体験です。
参加者たちはスキーをはき、選手が空中に飛び出すための、カンテと呼ばれる台の先にある、ランディングバーンを滑りました。
子どもたちは順番に、バーンを勢いよく滑り降り、なかには「もう一回やりたい」と言って張り切る姿も見られました。
体験した大館市の小学3年の女の子は、「スピードが思ったよりも速くて、楽しかった。ジャンプしている人たちを見て、自分も飛んでみたいと思った」と話していました。
少年団の佐藤亨団長(68)は、「スキージャンプは究極の遊びだと話している人がいる。楽しさを味わってほしい」と話しています。
少年団では随時、体験と入団を受け付けています。お問い合わせは佐藤団長(電話090・1497・5203)へお寄せください。
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