廃棄されるかもしれない食料品を特価で販売して、食品ロスの削減につなげようというセールが鹿角市大湯の道の駅で行われ、商品が飛ぶように売れていました。
頻繁な催しで楽しませている大湯の道の駅が21日に行った企画の一つは、その名も「もったいない市」。
つながりをもつ、同じ地域商社の在庫処分に協力して、食品ロスの削減につなげようというものです。
午前9時の開店と同時に訪れた人たちが、足早に向かったのは、このコーナー。
ボトルコーヒーや缶詰、インスタントラーメン、それにプロ野球選手のカード付きのお菓子などが、5割引から6割引程度で売られていて、なかには7割引の商品もあります。
山積みになった買い物かご2つをレジに持ち込む人。「かごが重くて持てない」と苦笑する女性。電話に向かい、「分かった、分かった。買える分を全部ね」と話す人もいました。
近くに住む70代の女性は、「物価高だし、7人家族だし、助かります。食べ盛りの孫たちのために、腕が疲れても買わなきゃ」と笑っていました。
道の駅では、「SDGsや脱炭素の認証施設としての行動でもあります。物価高のなかで少しでも生活の足しになれればいいですし、ここを使うきっかけになったらうれしいです」としています。