秋田県の感染症に関する発表で大館保健所管内では、かぜの症状がある急性呼吸器感染症の感染者が3週ぶりに減少に転じましたが、依然猛威を振るっています。
急性呼吸器感染症は、せきやのどの痛み、鼻水など、かぜの症状の患者を取りまとめたもので、インフルエンザや新型コロナなどの患者も含まれます。
県が19日に発表した、今月15日までの1週間の感染症の発生動向です。
大館市、鹿角市、小坂町がある大館保健所管内の、定点に指定されている2つの医療施設で、急性呼吸器感染症の平均感染者数は、前の週から25%減りましたが、107人と依然100人を超えています。
急性呼吸器感染者数はおよそ2か月前から調査が始まりましたが、管内は当初から現在に至るまで、県内で最も多い状況が続いています。
また、管内の高齢者施設でかぜの症状の集団感染が確認されました。
県全体の急性呼吸器感染症の流行は、定点の25の医療施設の平均感染者数が48.28人で、前の週から21%減りました。