大型連休の入り込み、2割減 小坂町6月議会

大型連休の入り込み、2割減 小坂町6月議会

 小坂町の6月議会が開会し、春の大型連休の観光客の入り込みが、前の年に比べ2割あまり減ったことを町が報告しました。物価高騰を受け、出費を控える動きにより、全国の観光地で苦戦が続いています。

 小坂町の6月議会が18日に開会し、細越町長が町政の報告のなかで、春の大型連休中の観光客の入り込み状況について説明しました。

 それによりますと、町中心部の観光エリアにある3つの観光施設の入り込み数はあわせて3千人あまりで、前の年からおよそ22.2%減りました。

 減少幅が最も大きかったのは鉄道のテーマパークで、減少率は28.5%でした。

 ただ、寝台特急「あけぼの」の宿泊人数は、開放した2日ともおよそ30人ずつでほぼ満室となり、首都圏のほか関西や四国からの利用もあったということです。

 いっぽう、去年秋にオープンした十和田湖の道の駅は、入り込み数が七滝の道の駅のおよそ10倍の1万8千人あまりに上り、細越町長は、「連日ほぼ満車状態のようだった」と報告しました。

 また今後については、「広域観光連携やイベントの開催、デジタルツールを活用したPRなど、切めのない宣伝、誘客を展開していく」と述べました。

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