地元スーパーで試食宣伝会 ブランド牛肉「かづの牛」

地元スーパーで試食宣伝会 ブランド牛肉「かづの牛」

 鹿角地域のブランド牛肉「かづの牛」の消費拡大につなげようという試食宣伝会が鹿角市のスーパーで行われ、オリジナルレシピで魅力をアピールしました。

 かづの牛は、放牧主体の飼育により、肉のうま味が濃くて、脂身が少ない肉に仕上がるのが特徴で、ことし1月、国が地域ブランドとして保護する「GI」に登録されました。

 登録を追い風に消費拡大につなげようと、秋田県鹿角地域振興局が15日、鹿角市花輪のスーパーで試食宣伝会を行いました。

 この日、用意されたのは、去年、関係機関が料理家に依頼して開発してもらった「かづの牛のガーリックペッパーライス」です。

 比較的に手ごろなバラ肉を使って、家庭と料理店のどちらでも定着できそうなメニューとして考案され、かづの牛のうま味が、バターの味とニンニクの香ばしさで引き立てられています。

 買い物客たちが行き来する売り場で見える形で調理され、関心をもった人が手を伸ばし、味わいを確かめていました。

 試食した40代の女性は、「牛肉特有のにおいと味が苦手な家族がいますが、かづの牛はうま味が強いので、食べやすし、おいしいです。家でも作ってみたい」と話していました。

 県鹿角地域振興局農業振興普及課では、「GIは、その土地にしかない貴重な食べ物だと、公的機関が認めたものです。かづの牛のブランド価値を広め、消費の安定と、将来的な生産の拡大につなげたい」としています。

(写真はクリックすると見られます)