地元の高校球児たちに活躍してもらおうと、鹿角市のブランド豚肉が合宿の差し入れで贈られました。
鹿角地域唯一の高校、鹿角高校の野球部はことし春の県大会で、開校1年めの去年に続き、ベスト8まで勝ち上がりました。
選手たちにさらに活躍してもらおうと、全国コンテストで最優秀賞も受賞している「八幡平ポーク」を生産、販売する組合が、合宿中の部員たちに豚肉を贈りました。
豚肉は筋肉がつき、疲労がとれやすいためスポーツマンにぴったりで、なにせ男子たちの大好物です。
14日に八幡平大里の直売店で贈呈式が行われ、いずれも3年生で、主将の豊田鷹平(ようへい)外野手、木村共快(ともか)内野手、川又蓮(れん)外野手の3人が訪れました。
焼き肉用と冷しゃぶ用の精肉それぞれ7キロずつを店員から受け取り、「ありがとうございます」と、スポーツマンらしい口調でお礼をしていました。
また、精肉のパックがびっしり入った段ボールを持ちながらのインタビューとなりましたが、選手たちは重そうなそぶりを一切見せることなく、質問にはきはきと答えていました。
豊田主将は、「春の大会では投手陣、バッター陣がそれぞれを補い合って、2勝できた。豚肉でパワーをつけて、甲子園に行って、勝ちたい」と意気込んでいます。
豚肉を贈った八幡平養豚組合の阿部正樹組合長は、「鹿角に1校しかない高校なので、地域が一丸となって応援できるといい。選手たちには、悔いのないゲームをして、ベストの成績を出してほしい」とエールを送っています。