鹿角市と小坂町の児童、生徒、社会人の吹奏楽バンドが一堂に会すコンサートが開かれ、それぞれ心をあわせたハーモニーを響かせました。
この催しは、吹奏楽の盛んな鹿角でそれぞれのレベルアップにつなげようと、地元の団体を取りまとめている組織が続けている「鹿角吹奏楽祭」です。
63回めのコンサートが14日に鹿角市花輪の「コモッセ」で開かれ、鹿角市と小坂町の小学校のスクールバンド、中学校、高校の吹奏楽部と一般のバンド、あわせて8団体が出演しました。
はじめに、この催し用に作られたファンファーレが演奏され、中高生の代表たちが勇ましく、そして高らかに響かせました。
出演者たちは学校単位や合同バンドなどでステージに上がり、歌謡曲のヒットソングやコンクールの課題曲などを演奏しました。
演奏する姿はひたむきで、まとまりのあるハーモニーや、聞かせどころの演奏などには特に大きな拍手が送られていました。
クラリネットを演奏した花輪中1年の女子生徒は、「曲ごとに、力強さや柔らかさを表現することを特に意識しました。練習よりもうまくできました」と話していました。
少子化のなか、ことしは出演の半分以上が複数の学校による合同バンドになっており、主催した鹿角地区吹奏楽連盟では、「新たな出会い、つながりが、豊かなサウンドを生み出すことに期待している」としています。
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