呼吸器感染症が依然、猛威 大館保健所管内

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 秋田県の感染症に関する発表で大館保健所管内では、かぜの症状がある急性呼吸器感染症の感染者が前の週から8%増え、依然猛威を振るっています。

 急性呼吸器感染症は、せきやのどの痛み、鼻水など、かぜの症状の患者を取りまとめたもので、インフルエンザや新型コロナなどの患者も含まれます。

 県が12日に発表した、今月8日までの1週間の感染症の発生動向です。

 大館市、鹿角市、小坂町がある大館保健所管内の、定点に指定されている2つの医療施設で、急性呼吸器感染症の平均感染者数は142.5人で、前の週から8%増え、2週連続の増加となりました。

 急性呼吸器感染者数はおよそ2か月前から調査が始まりましたが、管内は当初から県内で最も多い状況が続いていて、今回はそのなかでも最多の人数です。

 また、管内の高齢者施設でかぜの症状の集団感染が確認されました。

 県全体の急性呼吸器感染症の流行は、定点の25の医療施設の平均感染者数が61.4人で、前の週の1.1倍に増えました。