鹿角市毛馬内と小坂町の境の国道282号の改良工事は今年度、工区の南側で橋の建設などが行われていて、来年度の工区全体の完成をめざしています。
秋田県のこの工事は、国道282号の毛馬内西町と小坂町万谷の間の1.1キロあまりで、現在7.5メートルの道路の幅を12メートルに広げるとともに、道路の片側に歩道を備えるものです。
また、毛馬内西町に重大事故も起きている急カーブがあり、角度を緩くするため、カーブの北側で道路を最大で20メートルほど外側に移します。
総事業費はおよそ11億円が見込まれていて、10年前に設計で着手し、7年前に着工しました。
北側の工区のおよそ540メートルは終了し、一部ですでに新しい道路が利用されています。
現在、工区南側の汁毛川の歩道の橋の橋げた造りが工場で行われていて、ことし秋に架けられる見とおしです。
また、その周辺の道路を広げるための土台造りや、急カーブをゆるくするために昨年度に道路脇の土手を削った場所で、斜面の整備が順次進められます。
このほか来月発注する工事では、工区の中間部およそ250メートルで、舗装の下地造りが行われる予定です。
県は工区全体の完成について、来年度中をめざしています。
県鹿角地域振興局企画・建設課の小林浩明課長は、「歩道と車道の安全を確保し、利用しやすい道路にしている工事が進む様子を見ながら、完成を待ってもらっていると思うので、なるべく早く仕上げたい」と話しています。
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