「思い出を」備品を譲渡へ 鹿角市の十和田図書館

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 現在、引っ越し作業が行われている鹿角市の十和田図書館が、不要になった備品を市民に譲ろうと、受付日を設けました。

 十和田図書館は、施設の老朽化による新築、移転の作業が行われています。

 古い図書館で使っていた備品で、新しい施設では使わないものが多くあるため、図書館では資源の保護と、市の経費の節減のため、希望者に譲ることにしました。

 譲渡する備品は、閲覧室で使われていた、高さと幅がおよそ2メートルの本棚や、2階の特別室にあったガラスのショーケース、事務室の机といすなどです。

 広く、公共のために使ってもらおうと、譲渡先は個人を除く自治会など非営利の団体に限定しています。

 受け付けは今月13日の午前9時から正午までで、引き取る人が自力で持ち帰ることも条件にしています。

 図書館では、「皆さんに愛してもらった図書館なので、思い出をもらってください」と呼びかけています。

 いっぽう新しい図書館は現在、図書の配置や備品の設置などが進められていて、ことし10月にオープンする予定です。