選挙運動費用の平均は164万円 鹿角市長選

NO IMAGE

 ことし4月に行われた鹿角市の市長選挙で、立候補者5人の選挙運動の収支報告書が公表されました。支出の平均は164万円あまりで、前回4年前からおよそ79万円減りました。

 立候補者の選挙運動の収支報告書は、公職選挙法により投開票日から15日以内の提出が義務づけられ、3年間公表されることになっています。

 9日に始まった公表をもとに取材しました。記事中の金額は千円以下を切り捨てています。

 はじめに笹本真司候補です。収入の総額は186万円で、うち自己資金が184万円。ほかは個人の寄付でした。

 支出は運動員の宿泊費や選挙事務所の家賃など、あわせて186万円でした。

 奈良大氣候補です。収入は113万円で、すべて自己資金でした。

 支出は運動員の人件費や選挙事務所の家賃など、あわせて113万円でした。

 金澤大輔候補です。収入は120万円で、すべて自己資金でした。

 支出は運動員の人件費、食料費など、あわせて108万円でした。

 藤井陽光候補です。収入は153万円で、すべて自己資金でした。

 支出は運動員の人件費や選挙事務所の家賃など、あわせて171万円でした。

 関厚候補です。収入の総額は202万円で、自己資金はなく、後援会と個人からの寄付、それに労務の寄付でした。

 支出は運動員などの人件費や選挙事務所の家賃など、あわせて240万円でした。

 いっぽう、得票が有効投票数で割りだされる規定の数、今回の選挙は千357.1票に届かなかった立候補者は2人いて、公費の負担ははがきの郵送費用のみに限定されます。

 今回の選挙で、立候補者の選挙運動に対する市の負担総額は、274万円あまりでした。

 また有権者の人数で決まる選挙費用の支出の上限は、503万円あまりでした。