東京の商店街と連携協定 ファンづくりで鹿角市

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 鹿角市は特産品の販売やファンづくりにつなげようと、東京の商店街と連携協定を結びました。

 協定を結んだのは、墨田区の向島橘(むこうじまたちばな)銀座商店街協同組合です。

 市が連携協定を結んでいる武蔵野大学が去年まで3年間、この商店街で鹿角の産品を販売して知名度を上げる社会実験をしていたのが、縁となりました。

 市は、この包括的業務連携協定を生かし、特産品の販売や、関係人口の拡大、ふるさと納税の推進につなげる狙いです。

 また商店街側は、鹿角の産品をイベントなどで販売することで、商店街の魅力を高めて客足を増やしたい考えです。

 ことし3月、商店街側から協定締結の打診があり、4月に協定を結びました。

 さっそく先月25日まで6日間、「かづのウイークinキラキラ橘」と題したイベントが開かれ、「鹿角ホルモン」や「かづの牛」などの特産品の販売や、観光、関係人口、ふるさと納税のPRが行われました。

 イベントは、市によりますと、「近隣住民のほか、鹿角市出身者や鹿角にゆかりのある人が来場し、にぎわった」ということです。

 そして商店街では、今後も定期的に開催したい考えを示しています。

 鹿角市政策企画課では、「協定の効果を検証しながら、連携拡大の可能性を探っていきたい」としています。

 鹿角市の包括的業務連携協定はこのほか、郵便会社や金融機関、保険会社などとの6件があります。